道具って?
〜どのような道具が必要なのか?取り上げてみましょう〜
セイル編
ウィンドサーフィンをするにはまず、
セイル
とボードが必要です。
最初にセイルですが、ひとことでセイルといっても、セイル、
マスト
、
ブーム
、
ジョイント
などで構成されており、風の強弱で数枚そろえておくことが望ましいです。
また、それに合わせて、ブーム、マストも個別に必要になる場合もあります。
各メーカーともすばらしいポテンシャルを持ったセイルを出していますが、
お近くのショップでよく相談し、自分に合ったものを購入するようにしましょう。
ボード編
次に
ボード
ですが、ボードにおいても、ボード、
ジョイントベース
、
フットストラップ
、スケグ(フィン)などで構成されて
います。こちらも種類が豊富で、選択する際、自分のライディングスタイル、体重、ゲレンデなどで決めていくのですが、
こちらも、ショップの方とよく相談し、購入するようにしましょう。
ボードの種類として、スラローム用、ウェイブ用、ファンセーリング用などに分けられます。
最近は、これらをミックスしたオールラウンド的なボードも登場しているようです。
道具のチューニング
セイル、ボードともに乗りながら、自分やコンディションに合わせたチューニングが必要になります。
セイルでは、ブームの位置、セイルテンション(張具合)のかけ方、ハーネスラインの長さ調整など。ボードでは、ジョイントベースの位置、スケグ(フィン)の位置、
フットストラップの調節、など。簡単にはこれぐらいですが、うまくなってくるにつれて、このセイルにはこのマストがいいとか、
スケグはこっちの形がいいとか、細かいことを言ったらキリがないほどたくさんあります。
その他
あと必要な道具に、ウエット、ドライ系のスーツ類、そして、ハーネスなどがあります。
夏場は、水着だけでできるように思われがちですが、安全性、体力温存などを考えると、ウエット(種類は豊富)の着用をお勧めします。身体が冷えると
体力の消耗が激しく、特に女性は気をつけなくてはいけません。
ハーネスの使い方は、ブームにハーネスライン(ひも状のもの)を取り付け、そこに身に付けたハーネスのフックを引っ掛け、体重をのせてセイルを引き込みます。手や腕の疲労を軽減し、
セイルの維持やボードをスピードにのせることのできるリグ(道具)がハーネスなのです。
注意すること
道具で注意することは、道具の”劣化”です。
ある時、私の友人は数年ぶりにウィンドをやってみようということで、家で眠っていた道具を持ち出し、強風の中ウィンドを始めました。
どれくらい乗っていたでしょうか、岸に戻りふと沖をながめると、沈したままなかなか立ち上がらないサーファーがひとりいました。
「疲れて休んでるんかな?だれやろ?」 ってしばらくしてもそのまんま。
「もしかして・・・」と、ボートでレスキューに向かうと、案の定、友人で、マストが真っ二つに折れてる。
彼曰く、「古い道具はあかんな。もろいし、疲れるし・・・」とのこと。
それよりも、流されても手も振らず、平然としている元暴走族のあんたに、こっちが脱帽してもたやん!
その後、家に帰り自分の道具のチェックをしたら、ジョイントラバーにクラック入ってるわ、「ブームがやけにゆるいな」
って思ってたら、こっちにもクラック入ってるわ、よくよく考えたら、流された友人と同じ時期に買ってた道具だった・・・ (^。^;;
みなさんも、くれぐれも注意しましょう!